【高専から大学へ編入後のはなし】 単位互換のはなし

今日は単位互換についてお話します。

 

高専は高校+短大と同じで、5年制の学校です。2年生までは高校の理系とほぼ同じことを、3年生から大学工学部っぽいことを勉強します。

 

高専を卒業後に大学3年生に編入すると、初めに単位の変換を行います。

つまり、大学で実施されている授業の中で、高専で受けた授業と似た内容のものは大学で受けたことにしちゃいましょう、ということです。

 

 

私は東北大学編入しました。

東北大学では「全学教育科目」と「専門教育科目」とがあり、1年生から入学した学生は2年生までに全学教育科目の単位を全て+専門の単位も結構とっているみたいです。

高専からの編入生は全学教育科目はすべて取得済みと見做され、さらに20単位までの専門科目の単位互換が認められます。

大学のひとつの授業を満たすために、高専の複数の授業を組み合わせるのもOKです。

私は電磁気学が苦手で勉強したくなかったのですが、高専電磁気学の単位数が足りず、大学でもやらなければいけなくなりました…。

あとから先輩に聞いたことによると、卒業研究も電磁気に組み入れることができたとのこと。私の卒研テーマはバリバリ電磁気だったので、使えば良かった!!!

かなり後悔しました。聞かなきゃよかった(´;ω;`)

 

卒業に必要な専門の単位数は75。

「4年生に上がるまでに卒業研修+その他=11単位以外の条件はクリアしていることが望ましい」そうなので、3年生の間に75-11-20=44単位を取得する必要があります。

(もちろん、分野を変えた元高専生は20単位全て変換できない場合もあります)

2年生までの必修科目を優先的に変換することになりますが、全て取り切れずに残ってしまい、今年の2年生と同じ勉強もすることになりました。

つまり、普通の3年生よりも取るべき授業が多くて忙しくなるということです。

昔は編入生は2年生に編入することになっていたらしいです。

今は3年生に入れてもらえますが、その分大変になっているようです。

 

高専からの編入を考えている人には注意してほしいのですが、コースによっては自分で勉強しておかないと大変なことになるところもあります。

例えば統計A,Bと連続する二つの授業があったとします。Aは2年後期、Bは3年前期の授業である場合、Aを勉強せずにBから受け始め、Bが終わってから後期にAを受けることになります(授業開催時期が決まっているため)。Aで身につけるはずの前提知識がないため物凄く難しくなりますよね。内容もヤバかったりするので。

編入が決まったら、希望の学科に進んだ先輩に聞いて何を勉強しておけば良かったか、後悔の愚痴を聞いておきましょう。

 

ここまでデメリットっぽいことばかり述べてきましたが、良いこともあります。

それは、互換した単位の評価が良い!ということです。

高専でS評価(最高評価)の科目だけで構成して召喚すれば、現れる単位の評価はAA(最高評価)になります。大学でAAはかなり難しいと思いますが、高専だとわりと楽勝です。

GPAが高くなるのでラッキーです。

GPAが高いと、研究室配属で優先的に希望が通る他、大学院入試が免除になる、奨学金に応募しやすくなる、など良いことずくめです。高専の授業は真面目に受けておきましょう。

 

以上!

 

tokorinko.hatenadiary.jp

 

tokorinko.hatenadiary.jp

 

 

tokorinko.hatenadiary.jp

tokorinko.hatenadiary.jp

 

 

tokorinko.hatenadiary.jp

 

 

tokorinko.hatenadiary.jp

 

 

tokorinko.hatenadiary.jp

 

 

tokorinko.hatenadiary.jp

tokorinko.hatenadiary.jp