コロナワクチンが効く仕組み

大学の講義で、医学部の教授がコロナワクチンについて解説してくださったので、ここでまとめておきたいと思います。

これを読めばワクチンが怖くなくなるかも?

 

 

まず、前提その一。

コロナワクチンはmRNAワクチンです。

mRNA = messenger RNA

私達の体はタンパク質からなります。タンパク質を作るアミノ酸は約20種類存在し、それらをどう繋ぎ合わせてタンパク質を合成するかを指定するのがDNAです。

タンパク質合成の際、DNAはRNAに転写されます。

(わざわざRNAを使うのは、RNAの材料の方がDNAよりも簡単に作れるから、だったような..ここはうろ覚えなので調べてみてください。)

RNAに書かれた通りにアミノ酸が集まり、タンパク質ができて私達の体が作られていきます。

つまり、私達の細胞一つ一つが体を作る工場となっているのです。

 

 

前提その二。

ウイルスは前提その一の仕組みを利用して増殖します。

ウイルスは自分のDNAを持っており、それを人間の細胞に入れることで人間の体を作るための工場でウイルスの体を作らせるのです。

 

 

前提その三。

ウイルスの本体は外殻に包まれています。

ウイルスのうち、動物にとって有害なのは本体であり、外殻ではありません。

動物の体ウイルスを作らせる部分は本体のみです。

 

 

前提その四。

動物には免疫があります。

体の中に入ってきた異物を認識し、それらを退治しようとする働きです。

ウイルスや菌が入ってきたらそれらの情報を体内全体で共有し、それらの物質を退治するのに特化した兵士ができるのです。その兵士たちが存在する期間は、一生の場合もあるし、一定期間だけの場合もあります。

 

 

本題。

コロナワクチンには、コロナウイルスの外殻だけを作るRNAが入っています。だからワクチンを人体に打つと、このRNAを元にコロナウイルスの外殻が作られ、体内で作られます。しかし、ウイルス本体のRNAは入っていないため、ワクチンで打った以上にウイルスの一部が増えることも、他人に感染することも絶対に起きません。

体内にいるコロナウイルスの外殻は体にとっては異物です。そこで、これらに反応する兵士が作られ、コロナに対する免疫ができます。

という仕組みでした。

コロナワクチンでできる免疫の期間は一生ではありません。

定期的に打ち直す必要があります。

以上。