高専5年間の過ごし方

今夜は私が5年間どう過ごして来たのか、振り返りと反省をしたいと思います。

これから高専に通う方は是非、私の失敗や後悔を知ってあなたの高専生活に活かしてください。

 

 

1年生

3クラスに分かれます。

1組と3組はにぎやか、2組は静か、と、クラスにより特徴が分かれした。2組?にはなぜかモンスターエナジーの空き缶が大量に飾ってありました。今は無いかも。

私の場合は最初から学科を決めて入学してきました。今は2年生に上がる時に決めるようです。

 

1年生の授業は、高校+専門科目の体験程度でした。

もちろん、普通高校のように理系と文系に分かれることはありません。国語や芸術(=音楽only)、地理、歴史、哲学?もあります。この辺は2年生だったかも。良く覚えていませんごめんなさい。

数学もⅠやⅡ、AやBに分かれることがなく、分野ごとの名前で呼んでいました。

高校と違う点は、学習範囲がその年の担当の先生によって変わることです。

一部の学生しか受験しないため、先生が教えたい範囲を重点的に教えるためです。受験を考えている方は足りない範囲を自分で勉強してください。

 

反省点:

もう少しいろいろ活動すればよかったかな、と思います。

受験に関係するのは3,4年生の成績なので、1,2年生の時はコンテストや委員会活動に加わってみてもよかったかなーと思いました。とはいえ、今は2年生に上がる時の学科決めに成績が直結するため、1年生は勉強すべきですね。

人気は

情報システムコース(IS)、知能エレクトロニクスコース(IE)、情報通信コース(IN)

の順です。IS,IEに入りたいなら勉強してください。

 

 

 

2年生

クラスは学科ごとに分かれました。

少し専門科目が増えたかな?

プログラミングはC言語を学びます。

電気回路もあったかも。

数学も、微分積分が入り、少し工学系っぽくなってきました。

基礎ばっかりなので、これで本当に働けるようになるの?と疑問に思いましたが、この基礎的な考え方はちゃんと役に立つので、あまり疑わず勉強しておきましょう。

 

微分積分も後に物理や電磁気、統計等様々な分野で使うようになります。

スーパー大事です。初めはとっつきにくいかもしれませんが、1年後には息をするように計算できるようになるので安心してください。

 

反省点:

 

個人的に、2年次には様々な活動をさせていただきました。

主にコンテスト2つ+部活の大会です。

当時は夜11時に帰宅することもあるなどかなり忙しく、辛く感じましたが、私の人生史上最も充実した時期でした。この経験は今に活きています。

2年生が最も自由な時期なのでいろいろ活動してみてください。

おすすめは英語のプレゼンテーションコンテストです。全国大会に行きやすいし、良い出会いもあります。

反省点は、先輩に頼り過ぎた部分があったことです。先輩から学ぶのも大事ですが、もう少し主体的になるべきだったと反省しています。これから頑張ります。

 

 

 

3年生

数学と物理と専門科目と課題が増えました。

微分積分Ⅱになり、ちょっと応用編です。

物理は普通に高校物理でしたが、IE微分積分を使った大学っぽい物理だったらしいです。

専門科目にはアルゴリズム、電気回路、プログラミング(Javaだったかな)、ネットワーク、などなど

ネットワークとは、インターネットの成り立ちや通信の仕組みなどです。(パケットとか、プロトコルとか、レイヤーとか…)

 

課題が増えます。先輩から過去問をゲットする技術、友達と課題を分担する技術が重要になってきます(笑)

部活には所属しておくべきです。先輩ネットワークができるので。

 

私はこの時期にマレーシアに行ってきました。高専機構からいろいろ募集が来るのでチェックしておきましょう。経験大事😊

 

反省点:

TOEICの勉強をもっとしておくべきでした。

高専生は毎年TOEICを受験します。1,2年生は一つレベルの低いもの、3~5年生はTOEIC IPです。受験の際にTOEICスコアが重要になる他、当たり前ですが英語のスキルが身に付きます。4,5年生の英語の授業ではリスニングも大事になりますし、課題や研究でプログラミング言語のreferenceや論文を読む際に役立ちます。google翻訳は専門の文章を正しく翻訳してくれなので頼りになりません。勉強してください。

 

また、アドバイスですが、この時期に免許を取っておきましょう。就職後は時間が取れませんし、4年生は課題やインターンで忙しいです。5年生でも良いですが、早い方が運転を楽しめます。友達同士でレンタカーを借りて旅行している人達もいました。

 

 

 

4年生

課題と課題と課題と専門科目と数学とちょっぴり一般科目です。

課題が難しいです。終わったと思ったらまた新しい課題が…というのが毎週続きます。

研究室配属もありますが、研究はしません。来年に向けた勉強+αです。

 

数学は、応用数学(フーリエ解析複素解析)

専門科目は、アナログ電子回路、プログラミング(PHPJava、ソケットプログラミング、openGL)、マイコンSQL、などなど。

この他、著作権やフランス語なども勉強できます。

 

4年生の夏休みにほとんどの人がインターンシップに参加します。(単位になるし、就職後の様子がわかるので)

大手企業も中小企業もいろいろあります。

有名どころは、JAXAとか、ANAとか、東京エレクトロンとか、LIXILとか…

選択肢がかなり多いので、年収、興味のある仕事内容、オフィスの所在地、平均年齢、など自分で基準を決めて選んでみてください。

 

私は東証一部上場企業2社でインターンシップに参加しました。1社ではオフィスの素晴らしさに感動すると同時に、自分の経験と知識不足を痛感しました。もう1社では東京の本社と工場の格差を感じました。

企業によってこんなに差があるのか!と驚きました。就職するなら絶対にインターンシップに行くべきです。実際の業務ではどんな風にプログラミングするのか、どんな知識が必要か、はやってみないと分かりません。この後の勉強の指針になります。

 

資格も取得しておきましょう。

授業として基本情報技術者試験対策の勉強をします。単位になるので取るべきです。

 

反省点:

3年生に続き、TOEICの勉強をしておきたかったです。

また、インターン前に勉強してくべきでした。

この時感じたのは、インターネット全体に関する知識の不足です。実際の業務で必要なのはただのプログラミング言語に関する知識ではなく、どこからどこへどんな情報を渡していくのか、どの言語や規格を使うのか、という知識をプラスしたものです。高専では詳しく学ばないので、インターン前に自分で勉強しておくべきでした。

皆さんも、伺う企業での業務内容を先に調べて勉強しておいてください。でないと話についていけず、苦しい日々を過ごすことになります。

 

 

 

5年生

らくちんです。但し、4年生までに単位を取っていれば。

5年生の専門授業は異様に難しくなります。

楽に過ごしたいなら、外部単位としてTOEIC基本情報技術者試験なども認められているので、資格を取っておきましょう。

受ける授業は自分で選べます。先輩をみて決めると良いでしょう。

 

大学の編入を目指す人は夏に試験があります。編入学については他の記事に書きました。もしよければ参考にしてください。

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就職する人は春から夏にかけて就活をします。

女子は4年生の時に就活用メイク講座とかもありましたね。

就活に至るまでに、企業説明会が何度か開催されます。この時にたくさん質問してみてください。企業からいらっしゃる社員の方々の中には、人事だけでなくエンジニアも含まれています。PRというよりは、リアルな仕事について教えてただけるのでとても参考になりました。

 

反省点:

受験後、かなりダラダラしてしまいました。

卒業研究も本気では取り組まなかったので、ちょっとだけ後悔しています。ちょっとだけ。

後期は週に2回しか学校に行きませんでした(笑)。時間がたっぷりあるので、バイトや読書、資格取得の勉強、本気で部活動、委員会活動、youtuber、ゲームなどなど心の赴くままにたくさんチャレンジしてみて欲しいです。中学校時代の友達も大学2年生なので暇を持て余しているはずです。誘って遊んでください。5年生が一番楽しいです!

反省じゃなくなってますね(笑)

 

 

まとめ

1,2年生→積極的に活動しましょう。勉強<チャレンジ

3,4年生→課題をしっかり。編入志望なら勉強しましょう。

5年生→遊びましょう。

 

高専に入ると誰しもが後悔します。特に、3,4年生の時。課題であくせくしているときに、中学時代の同級生が大学受験を終え、華のキャンパスライフを楽しんでいるからです。キラキラして見えますが、5年生になれば編入学や就活の楽さに感動し、また有り余る時間でやっと青春を謳歌できるようになり、後悔は消え去るはずです。

 

5年生目指して頑張ってください(笑)

 

ではまた!

 

良ければ☟の記事も参考に。 

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