【日常エッセイ?】ネガティブな人は哲学を学ぶべき
2021/02/22
最近、哲学の本を読んでいます。
哲学は自分や他人、社会との向き合い方を教えてくれます。
私はものすごくネガティブな人間です。いつも人に嫌われていないか気にしながら生きています。もっと自分本位に生きたい!と思い、解決方法を探していたところ哲学に出会いました。
私が一番好きな哲学者はエピクテトス(今のところ)で、彼の主な主張は「自分の考え方が物事の善し悪しを決める」というものです。
例えば、
あなたの先生があなたとすれ違ったとします。先生は怖い顔をしていました。更に、あなたは先生に挨拶するのを忘れてしまいました。
この時あなたは、あなたが挨拶をしなかったから先生が怒ってしまったかも、嫌われたかも…。と思いますか?
以前の私なら絶対にこう感じてしまいました。
しかし、これはただの被害妄想です。
もしかしたら先生は元からこんな顔だったのかもしれませんし、或いは何か嫌なことがあって怖い顔をしていたのかもしれません。
こちらが気にしていることと相手が気にしていることは違います。別の人間同士なのですから考えることが別なのは当たり前です。
自分が申し訳なく感じているからと言って自分の中の相手のイメージにそれを押し付けてしまうと、自分は「相手に嫌われてしまった…」と悲しい気分になります。もしそれが自分の態度に出てしまえば相手もなんとなく勘付いて、「何かやらかしたかな…」と気になってしまいます。お互いに勝手に悩んで勝手に悲しんで疑心暗鬼になるだけです。
押しつけのイメージは止めましょう。大概は勝手な被害妄想です。双方に迷惑です。
例えば-その2-
憧れの人はいますか?その人になりたいですか?
その人と同じものを持っていないから自分は不幸だと思いますか?
もしそう思うなら、その人がやったことをそっくりそのままやってください。そうすればあなたも得られます。
やっていないのに同じものを手に入れようという考えは傲慢です。
その人は努力の結果としてあなたが羨む何かを持っているのです。
しかしやっていないあなたがダメ人間だと言っているわけでもありません。あなたはそれをやらないことで別の何かを持っているのです。
テストでいい点数を取ったあの子はお小遣いを貰いましたが、テスト勉強ではなくテニスをしていたあなたはテニスが上手になり、友達との仲も深まりました。
売れっ子アイドルは富と名声を持っていますが、あなたにはプライベートの自由があります。
他の人が何かステキなものを持っている代わりに、あなたも別のステキな何かを持っている、ということを忘れないで下さい。
私が参考にしたのはこの本です。↓
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最初はニーチェとかマルクスとかフーコーとかいろいろ読んでみましたが、結局難しすぎて何言ってるのかさっぱりわからなかったのでやめました。分厚い本の小さい文字を読むよりは誰かが分かり易くまとめたものを読んだ方がよっぽどいいです。
この本はとってもおすすめです。試しに読んでみてください。
SNSやinternetなどから無限に溢れる情報の洪水に囲まれ、「自分はなんて低レベルな人間なんだろう」と考えがちですが(私はそう。)、自分の価値基準は自分に置くべきだし、私たちが羨むその人は別のことに悩み、その人もまた他の誰かを羨んでいます。
完璧な人間など存在しないのです。
私は本当にネガティブで、人と会話すると後で必ず何かを後悔しています。
しかしこれは単なる被害妄想だし、時間の無駄だとわかりました。他人にどう思われたのかを勝手に想像するのは止めて、もっとポジティブに考えられるように訓練していきたいです。